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保険業界2023年の展望に関するレポートを公開~高度なITケイパビリティが鍵に~
12月 14, 2022

ワルシャワ/東京:ソラーズ・コンサルティング株式会社(本社所在地:ポーランド、マネージングパートナー兼共同創業者:ミハウ・トロヒムチュク、以下ソラーズ)が公開した最新レポートでは、2023年はオートメーションの活用がさらに伸びる年になると強調しています。世界規模で経済の後退が危惧される中、保険業界はより効率的なビジネスモデルを模索し、今後は個々企業のテクノロジー活用能力が決定的な差別化要因になると見込まれます。

金融業界のDXをビジネスアドバイザリーとシステム導入の両輪で支援するソラーズは、業界有識者との意見交換や経済統計等を通じて得た洞察に基づき、2023年における業界の展望をまとめたレポート「Navigating Through Stormy Times – Insurance markets and technology in 2023 (訳:嵐の時代を生き抜くために – 2023年の保険市場とテクノロジー)」を公開しました。

インフレの再来に伴い、保険会社はここ数十年で経験したことのない課題に直面しています。日本のインフレ率は欧米よりは低いものの過去40年間で最高値を記録し、進む円安も伴いその影響は多大と言えます。保険会社は主に3つの要因によって、事業強化や業務プロセスの合理化を迫られています。1つ目は支払い保険金のインフレ、2つ目は自然災害や再保険コスト上昇による財務的圧力の増大、3つ目は、保険料収入の成長見通しの低下です。

ソラーズ、マネージング・コンサルタントのイェレミ・ナザルックは次のように述べます。「インフレは、保険金請求コストだけでなくビジネス全体のコストへの影響を及ぼしています。さらに、自然災害発生頻度の増加や再保険の価格上昇により、財政圧力が高まっています。」

日本の保険市場においても、近年、業務プロセス改革から事業領域の拡大まで、DX(デジタルトランスフォーメーション)投資が活発化しています。多くの保険会社はDXによる全社的な改革やビジネスモデルの転換などの取組を進めています。他業界におけるデジタル化の水準を追い求める中で、その足枷となっているレガシーシステムの刷新が進むと予測されます。

業界のDX動向について、ナザルックは「少子高齢化や低金利による金融市場の縮小、規制緩和による異業種からの市場参入などへの対応を迫られる中、煩雑な業務プロセスを克服し業務効率化を図るため、プロセスの自動化に高い注目が集まっています。」とコメントを寄せています。

本レポートでは、近々、保険会社の2社に1社の割合で顧客接点の自動化を目的としたAI投資の増加が見込まれ、また、デジタル保険販売や顧客対応サービスの拡充を実現するためのフロントエンド投資の活性化が示唆されています。

レポートの完全版(原文・英語)はこちらのリンクよりダウンロードいただけます。

(レポート・コンテンツ)