お客様について
アメリカに本拠地を置き、グローバルに事業を展開している世界でも有数の損害保険会社です。ロンドンマーケットにも進出し、特殊保険を取り扱っています。
プロジェクト目標
すでに導入済みのGuidewire ClaimCenter©を、ロンドンマーケットでの保険金支払処理業務に活用することがプロジェクトの最大の目標でした。
プロジェクト開始前に使用していたのは老朽化したシステムで、市場のレガシーシステムに典型的な問題を抱えていました。 古いプログラミング言語が使用されていたため、メンテナンスへの大きな負担や機能拡張にも限界が見られました。また、適切なデータ検証が行われておらず、システム内のデータの質にも問題がありました。ユーザー視点からも使い勝手が悪く非効率で、必要とされる業務プロセスを支えるシステムとは言えませんでした。
本プロジェクトは、旧来システムからGuidewire ClaimCenter©へのデータ移行、そしてECFライトバック(ロンドンマーケットで取り扱われている損害保険金請求事案の共通データプールを参照できる機能)を有効化することで、CMS(損害事案の管理システム)から直接事案の処理を実行可能にすることが目標に設定されました。
まず最初に、現状把握と要件定義を行いました。業務部門とIT部門のプロセスをマッピングし、データ検証や自動化によって効率的な業務プロセスを可能にするソリューションを提案しました。
主な改善事項:
導入ソリューション
LIRMA、ILU BureauおよびECF Writebackを含むGuidewire ClaimCenter©バージョン9のロンドンマーケット対応拡張パックを導入し、併せてSCM(Syndicate Claim Message)とLIMCLM(London Insurance Market Claim Message)の連携を行いました。Guidewire ClaimCenter©、契約管理システム、データウェアハウス、保険会社マーケットリポジトリ(IMR)を統合し、ロンドンマーケットで使用されている文書の取り込みを有効化しました。
本プロジェクトの核は、旧システムからのデータ移行でした。ビジネス検証不足から生じたデータの質の問題を解決することが、特に重要視されていました。データ分析とデータクリーニングを実施し、改善に至りました。
プロジェクト課題
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さらなる詳細をお知りになりたい場合やご質問がありましたら、下記エキスパートへお気軽にお問い合わせ下さい。
Jakub Wróblewski – マネージャー兼UKロンドンマーケットプラクティスリード
Martyna Lis-Roszkowska – シニアコンサルタント